スポーツで得られる感動の瞬間は、何ものにも変え難いものがある。
優勝を決めた瞬間や、
土壇場で追いついたあのゴール。
終了間際の逆転ゴールに、
得失点差のかかったゲームでのやっともぎ取ったラスト1点。
色んな感動の場面は、日常の凝縮のうえに成り立っていて、その日常が濃ければ濃いほど、
その人だけが得られる特権、そのチームだけが得られる特権としての価値に変わる。
でも、、、
そんな感動の瞬間は、ほんと一瞬で、得てしまえば終わりなんて事はなく、
次に出てくる言葉は、
これで満足してはいけない
明日から再スタート
次の目標に向かって
まるでその瞬間を忘れなければいけないかのように、自分(達)を奮い立たせるものに変わっていく。
昨日、ジュニアユースが最終節も勝って、九州リーグ全勝優勝という結果を残した。

その瞬間の嬉しさや感動は、もちろん本人達にしか分からない部分もあって、
俺が思う「成し遂げた」と、本人達が思う「成し遂げた」にギャップがある事は、
重々承知してるんだが、同じクラブの同志としてこの感動や喜びを共有したいのはもちろんの事、
次にどう繋げていくか
は、この瞬間をちょっと頂戴して、自分達の今後に活かしたいものだ。
感動の瞬間を得るためには、
目標に向かって努力し続け、紆余曲折ありながらも自分達を信じ続けるには、根気も強い意志も必要で、
その瞬間のために悔しい思いをしなければいけない事もたくさんある。
結果が出れば、その瞬間を味わえるんだが、
結果なんて自分の意志でコントロールできるものじゃないから、
全力を尽くして後はその瞬間待ち状態。
緊張の糸が切れそうになる瞬間も、何のためにやってんだってなりそうな瞬間も、
そして、得てしまった後は、もう次を見ないといけない刹那な感じも、
考えれば考えるほど、「感動を得る瞬間の価値」が分からなくなりそうなんだが、
考えれば考えるほど、やっぱり大きな価値がある事に気づく。
スポーツを通して得られる価値は、色々語られる事があるし、
「感動の瞬間を得る」事が最大の価値とは言えないと思うが、
非日常的で、何ものにも変え難いこの瞬間は、日常の凝縮と最初に表現してみたんだが、
全てが報われる瞬間でもあり、全てに意味付けをしてくれるもので、
やっぱり、スポーツをやってる以上、その瞬間を得る経験を何度もしたいと思ってる。
運が良い事に、自分は、プレーヤーだった時も、プレーヤーから指導者になった時もそんな経験を何度もさせてもらってる。
それは、ひとえに環境のおかげと断言できるんだが、
そう断言できるからこそ、どこに身を置くかはしっかり考えた方がいいと思う。
今週、ジュニアユースの体験会があるんだが、そんな瞬間を一緒に味わいたい方はぜひ。

日常の温度を体感してみてください。
最後は、体験会の宣伝になってしまったが(笑)、ジュニアユースの選手達、保護者の方々、スタッフ達おめでとう!!
ジュニアも負けじと頑張らねば!!