子供たちの“本物の笑顔”がたくさん見れるチームに!ソレッソ熊本 サッカークラブ

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自立と謙虚さ



先日の宮崎遠征で、怪我した子を病院に連れて行った。

 

その時、お医者さんが、その子のユニフォーム見て

 

「ソレッソって熊本の有名なチームでしょ?強いよね〜」

 

と言われた。

 

ちょうど、その一昨日前にブジパン九州のテレビ放送があって、それをたまたま見てたらしい。

 

担当してくれた看護師さんも、息子さんがサッカーやってるのか、

 

「ブジパンカップね。」って少年サッカーに詳しげな様子だった。

 

ブジパン九州のテレビ放送で一番印象深かったシーンは、同点ゴールのシーン。

 

決勝ゴールは劇的で、あの瞬間は、同点ゴールよりも感情が動かされたんだが、

 

あの放送の仕方では、ちょっと伝わらなかったかな。

 

まぁ、それはどうでもいい。

 

とにかく、同点ゴールを決めた後のあの雄叫びは、

 

テレビであの瞬間だけを見た一視聴者と、彼の性格やら今までの様子を知ってる俺とは

 

感じるものは似てても、受け取り方は全く違っていて、

 

俺にとっては、感動よりも、成長の跡や、子どもの可能性の大きさを感じさせてくれるシーンだった。

 

「自立」って言葉をよく使うんだが、

 

それが見えた瞬間だったのかも。

 

「自立」の場面はあらゆるところで見る事ができる。

 

言わないとできない事が言わないでもできるようになるというのが、

 

簡単な「自立」のサインなんだが、

 

例えば、試合中で声が出るようになった。就寝時間を守れるようになった。

 

こんな事はよくある。

 

ある意味、仕組まれた中でのものなんだが、それも「自立」の形なんだろう。

 

でも、本当の意味での「自立」を考えてみると、それは、

 

仕組まれた中(想定範囲内のできないができるようになる事)でのものじゃなくて、

 

あの今まで見た事もない感情の現れを目の当たりにすると、

 

サプライズのような、予期せぬもの(想定範囲があるのもの)こそが「自立」と呼ぶべきなのかもしれない。

 

「自立」とは、課題を見つけて自分で解決するというプロセスに基づいていて、

 

苦しい時こそ、その意味が試されると思ってる。

 

あのビハインドを背負った残り少ない時間という状況の中で、勝つためにどうにかしようとする。

 

まさしく「自立」を求めてきた成果が見られるような条件は揃ってて、

 

その中でのゴールと感情の爆発。

 

自分の中で意味を感じざるを得ない。

 

いや、そんな答えを出す事で、求める「自立」の形を自分の中で意味づけし直さないといけないと思っている。

 

じゃあそのためのアプローチの仕方は?

 

と問われるとまだまだ答えに息詰まるんだが、あの子が模範になるとすれば、

 

謙虚であれ

 

という事だろう。

 

もっとキャプテンらしく振る舞え。感情を表現できるようになるといい。できないなら、背中で引っ張れ。

 

色んな事を求めてきたが、少しずつキャプテンらしくなってきたのは、

 

彼の謙虚さがあったからだと思う。

 

ふと病院に行った時にこれネタになるなぁと思ってたのに、書き忘れてたのを思い出し、

 

書き始めたら、ネタが膨らんだ。

 

明日は、2日間のオフを挟んで久々の練習。

 

心も身体もリセットできたはずだから、どんな表情で来るのか楽しみにしとこう。

 

自立心がある子は、なんらかの変化が見られるはずだ。

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