全日最終日。
結果は、優勝

だったが、こんな気持ちになるのははじめてで、ホッとした安堵感もなければ、
安堵の中にある嬉しさみたいなのもそんなになかった。
終了のホイッスルが鳴って、激闘を終えた選手達は、ピッチに倒れ、
絵的には、やっと決着がついた!!
なのにだ。。。
起因するものは、おそらく試合の内容とか、もっと言うなら大会を通して
って事になるんだろうが、
正確に言うと、それが拍車をかけたという事なんだろうが、
2年ぶりに県大会の指揮を取らせてもらった今年。
2年前の日本一があって、すごーくすごーく自信もあったし、
それが、本当にそうなのか?根拠あるものなのか?そんな事を自問自答しながら、
自分の中での納得を、さらに確かなものにするのが、この大会だったように思う。
それは、ほんと自分自身でも不思議で、
考え込むのが好きな自分にとっては、もっともっと根拠あるものになってくる
そういう素材の子達であるからこそ、
なおさら
と思ってたが、
全く、感情はそちらの方へは動かず。。。
こんな重荷になるのかって、逆にポジティブに考えれば考えるほど、
感情に嘘ついてるものが、ネガティブな方に引っ張られて、
不確かなくらいのガムシャラさや、結果を追いかけてる中での少し無理矢理間のある根拠が薄い、
いわゆる変な自信っていうくらいの方が、
ポジティブであった過去との擦り合わせがあったり。。。
無理やり、言葉を紡ぎ出そうとしても、上手く表現ができないような
感覚がずっとあった気がする。
結果を出す事が
楽しくて、やってやるぞ!!
から、
結果を出さなければ
になって、
それは、過去も同じように、この2つの感情は入り乱れてるんだが、
今回だけは、結果を出さなければの方が
圧倒的に上回ってたんだと思う。
弱いな
っていうものを受け入れるのは、ほんと悔しくて情けないが、
そんなあれこれが、
日常の中で、子ども達に伝染したのかもしれない。
色んな事が分からなすぎて、
ホイッスルの瞬間、整理が追いつかず、安堵感も、嬉しさもなかったと
今になって思うが、
負けと勝ちは、ほんと紙一重で、
負けてたら、ほんと何日かは病むだろうと思う試合内容が、
勝ったから、それでも勝ち切った事に価値がある
に無理やりにでも持っていけるのは、
それもまた、気持ちを整理させてくれないものになり、
モヤモヤみたいなのが、ずーっと残っている。
これから、この気持ちをちゃんと整理していくのは、
きっと、
勝負とは何ぞや??
勝ち続ける事の価値は?
子ども達の成長とは?
みたいなものを、ちゃんと自分の立ち位置において、自分のフィルターで言語化できるくらいにならないといけないように思う。
日本一になる
ってのは、とてもとても分かりやすく、突っ走ってた頃とは、
こんなに抱えるものが違うんだなというのは、
今回の経験で痛烈に感じたし、
だから、シンプルに捉えられてたものが、複雑化したみたいな感じで、
そこの整理が追いついてなかったなと今はものすごく反省してる。
ほんと、子ども達の力に助けられた。
試合後、子ども達には、
ごめん。素直に喜べない。
と言ってしまったが、少し落ち着くと、
ほんと勝ち切ってくれた事に感謝しないといけないと思っている。
苦しい試合を勝ち切れたものは何だったのか??
これだけは、明確な答えを持ち合わせていて、
それは、、、
いつも言い続けている
日常があったから。
真面目に、真剣に練習、練習試合に向き合ってきた日常があったからこそ、
最後に勝ちを引き寄せれたと思うし、
そう解釈し、自分なりの答えを持ってないと、
俺の全てが否定されるし、自分自身で否定する事になるんでね。。。
日常にどう意味付けして、どう過ごしていくかがやっぱり1番大事。
こんな感情になるのははじめてて、良い経験をさせてもらったと思う。
これからも突っ走るんだろうが、突っ走るためには、
目標物みたいなものがなければ、迷子になってしまう。
もちろん日本一をこれからも目指し続けるんだろうが、
もっとその意味を自分の中で明確にする。
➕αの肉付けをしたり、登り方に着目したり、もう一度取れたらどんな景色になるかを想像したり。
気合い
みたいなもので、弱さをひっくり返す強さは俺は持ち合わせてない。
それを分かってるからこそ。
みんなのおかげで勝ち取った全国大会への切符。

たくさんの応援ありがとう。
たくさんのおめでとうをありがとう。
東大寺君だけまだおめでとうを言ってこないんで、マイナス10ポイント(笑)
真面目に、、、
ブレてはいけない責任があるな。。。
最後に、、、
俺を最も惑わせたのは、

ジジイが綾からやってきた事なのかもしれない(笑)







