人体の不思議で、あれだけ歩くのですら痛かった内転筋がほぼ回復している。
どんな回復曲線なんだ。
病みぺー師匠が復活したと思いきや、怪我人が出てきた昨日。
練習中、集中力がどこか欠けてて、反応も鈍いし、どこかおかしいとすぐ勘付いて、
その子を呼び出し、
どうかしてるんや?
って聞いたら、
いや、どうもしてないです
って言うもんで、
だったら、その姿勢はダメだ
とピッチに戻したが、
しばらくして、キヨがやってきて、
◯◯が怪我したみたいで、状態を見てあげようと思って来ました
って言ってきた。
やっぱりそうかのちょっとしたショックと、やっぱりそうかの一安心があって、
その一安心は、
足が痛いのね
だったが、
気になるほど痛いなら、相談するのが正解だ。
先日の試合でも、
同じような事があって、ベンチでなんかペーの調子がおかしくねぇかって話になった。
途中、せいじさんが、
どうかあるんや?
って声かけたら、気持ち悪いと。
でも、せいじさんはピッチに立ってる以上、やらなきゃいけないんだよ!!
と叱咤した。
当然、俺も同じようにしてただろう。
結局、その状況を知り、即交代させたが、
そう。
ピッチに立つ事には責任がある。
本人の気持ちが、体調or怪我に勝るようであって、
やれるのであれば、それはピッチに立つ権利がある。
だが、気持ちでコントロールできないのであれば、仲間を信じて託すってのも大事な大事な決断だ。
それがチームってもん。
本人の気持というのも重々分かっているが、チームで勝利を掴むためには、
それぞれがみんなの力を信じて、リスペクトし合わなければいけない。
昨日から復帰したペーは、責任感が強く、俺らがいう事もしっかり理解できるような子なんでね。
先週の不甲斐なさを、今週倍以上の力を待ってピッチに立ってくれる事だろう。
表現が苦手だが、昨日離脱した子も同じ。
ちゃんと治して、というより、気持ちが打ち勝つくらいな状態まで回復させて、
昨日の練習での不甲斐なさを、本番のピッチの上で力に変えてくれると信じている。
俺らの目は節穴ではない。
微妙な変化は、いつも見てるからこそ、そしてこんな時期だからこそ、
より感度高く鮮明にうつるようになっている。
なかなか全員がベストコンディションで、なんの心配もなくピッチに立つってのは難しい。
どこかしらの痛みを抱えてたりするのは良くある事だし、
それをおしてというとスパルタチックになるが、
それをおしてでも、掴みたいもののために頑張っている。
それは、自然で、当たり前の事だと思う。
ちょうど、そんな出来事があり、
大会が終わりちょっとモチベーション低めなα、Fメンバーにも、
週末大一番を迎えるVの子達にも、
どついう姿勢であるべきか
を話せるタイミングになって良かったと思ってるが、
みんなが、もっと成長したい
って思うような毎日の積み重ねがないと、上手くもならなければ、勝つ事もないから。。。
もう一度士気を高めれたと思う。
聞いてる子ども達の目は真剣だった。
それぞれがそれぞれの持てる力を最大限に発揮しよう。
それしかやれる事はない。








